つづりっぷ

気まぐれ更新。いつまで続くやら……。

瀬尾まいこ「天国はまだ遠く」

 「幸福な食卓」が有名な人。確か映画化もされてて、ミスチルの「くるみ」が主題歌かエンディングか何かに使われていた気がする。個人的には最後の展開を除けば好きな本なので、暇な人は是非。

 本題に。内容としては自殺しようと田舎に行った人の話。これだけ書くと重い内容に思えるが、全体を通してスルスルと読めた。中高時代の朝読書の時にでも読みたかったような感じ(裏を返せばじっくり読み込まなくても読めちゃうという事ではあるのかも知れない???)。

 結局の所「田舎でのんびり暮らしたい」というような発言は実はそれが絶対に叶わないからしているのであって、もし実現したら本当にそれを人は選ぶのだろうか、というようなことをぼんやりと考えさせられた(本当に行きたいという意見を否定するわけではないので悪しからず)。居心地が良いこととずっと居たいかということは必ずしもイコールでは無いのかも知れない。

 別に自分が自殺したいというような気持ちになったことはないが、しんどい時に読むべきなのはこういう本なのかも知れないと思った。元気が出る、励まされるというよりは、今の状況をある程度受け入れる、肯定するというような気持ちになるといった感じ。「まあ、やってみますか」くらいが疲れた時にはちょうど良いのかも知れない。

 ※※この作品も映画化されていたらしい。正直映画で見るよりは文庫本でこぢんまりと読みたい。