つづりっぷ

気まぐれ更新。いつまで続くやら……。

青木祐子「これは経費で落ちません!~経理部の森若さん~」

 とあるゼミが某女子大とのインゼミでオフィスでの間食を損金算入できるかというようなことを議論の対象にしていたが、個人的には好きなテーマであったと思っている。間食も立派な福利厚生であると考えれば、損金として会社にとって節税効果があるのでは??というような疑問点がきっかけ。節税に人員を割くのは社会全体から見れば不利益なことであるので(あくまで理想論ではあるけれども)、定義と感覚との間にズレがある今の税制に問題があるのかも知れないが。

 本のタイトルからそんなことを少し期待していたが、そんな本が15万部も売れるわけがなく(仕方がない)、経理の人に焦点を当てて会社内の人間関係を取り上げた本であった。テンプレートな「真面目で仕事の出来るクールな女の人」というような感じで、たまにそこにスキが出来るところまで鉄板。タイトルの付け方は大切である(苦笑)

 働き出してから少しは会社の中でのお金の流れ方、処理のされ方に関しては分かることも増えたので、分かるなと思いながら読むことも。人の行動にお金の動きはつきものなのだと改めて思う。

 全く物語の進行と関係ないが「ズルいことと真面目なことは矛盾しない」という旨の文章は印象的だった(当然とある歌が浮かぶからである)。かいけつゾロリの「まじめにふまじめ」に通ずるところがあるような気がする。